

黒人の少年ラシャドはポテトチップスを買いにいった店で万引きを疑われ、白人の警官から激しい暴行を受け入院する。それを目撃した白人の少年クインは、その警官が友人の兄のポールだと気づき現場から逃げた。事件の動画がテレビやネットで拡散し、ラシャドとクインが通う高校では抗議のデモが計画され、2人はそれぞれの人間関係の中で、揺れ動く自分の心をみつめることになる。 事件の当日からデモが行われるまでの8日間を、黒人作家のレノルズが黒人の少年ラシャドの視点から、白人作家のカイリーが白人の少年クインの視点から交互に描き、まさにアメリカの今を映し出す感動作。 ブラック・ライブズ・マター(BLM)の運動が大きなうねりとなっている全米で30万部を突破。 ウォルター・ディーン・マイヤーズ賞、アメリア・…続きはこちら >>> 
ある日マリオは、ずっと考えていたことを思いきっておかあさんにたずねました。「ぼくたち、どうしてなくの?」 おかあさんは、どうしてなくのか、いくつものことを話してくれました。 かなしいとき、おこってなくこともある、じぶんのいるところがわからなくなったとき、だきしめてほしいとき、おとなになるためになくこともある、何時間さけんでも気がすまなくてなくことも……「なくこと」についてつづられた詩のようなシンプルな言葉のなかには、深い思いがかくれています。美しく魅力的な絵とのコラボレーションは、読む人にたくさんのことを思いおこさせてくれて、安心感をもらえるかもしれません。なくことはたいせつなこと。おしまいには、「なみだ」についての科学的知識も紹介されています。



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地球に住むサメを紹介。サメの種類、暮し方、食事、繁殖、体の特性などを、わかりやすくてお洒落なイラストで楽しむ。
けっこう専門的な説明があり、読み応えがある文章。サメの特徴を的確に捉え、わかりやすく単純化したイラストは、文字の説明がわからなくても、しっかり見てわかり、印象に残る。
科学絵本は、リアルな写真が苦手という人もあると思うが...続きを読む -
4.0 - まことあつさん
- 30代
- ママ
- 東京都
- 男の子8歳、男の子5歳
小3になった息子が図書館で自分で選んできたのが
このシリーズでした。
最初、2冊借りて、
気に入ったようで、次の週には
5冊ぐらい借りて、
一気に一日で読み切っていました。
他の本でも紹介されていたので、
私も読んでみたく、「お薦めはどれ?」と息子に聞くと、
この本を勧めてくれました。...続きを読む -
生まれてから一度も、誕生日のお祝いをしてもらったことのないコブタ、バンブルアーディ。8才のお誕生日に、父さんと母さんがブタ肉にされちゃって、すてきなアデリーンおばさんに引き取られた。
そして、9才の誕生日。
バンブルアーディは、はじめて、お祝いをしてもらうんですが…。
最後まで読んで、もう一度読んで、これは、とっても深い話し...続きを読む -
「まほうつかいのノナばあさん」がとても面白かったので、続けて読むことに。
ノーナさまが魔法の指輪で美しいレディに変身する場面は、シンデレラさながらで、ちょっと羨ましくなりました。
そして、町中のご婦人がイケメンをどこまでも追いかけるという状況は、魔法が効きすぎというか、アンソニーではなくご婦人方が魔法にかかってしまった感じです。
そ...続きを読む -
5.0 - クッチーナママさん
- 40代
- ママ
- 東京都
- 女の子16歳、女の子14歳、男の子11歳
出久根育さんの、不思議な雰囲気のイラストにひかれ、手に取りました。
ロシアに古くから伝わる昔話。
姉マーシャが、白い鳥に連れ去られた弟ワーシャを連れ戻すために奮闘する物語。
リンゴの木やミルクの小川など、マーシャを助けてくれるものがちょっと変わっていたのが面白かったです。
『ババヤガーのしろいとり』など、同じ昔話が元になったもので...続きを読む
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