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”魔法使いが住む”といわれ、近付く人もない「さくらのもり」。この森の妖精たちの声が子どもたちに届くとき、何かが変わり始める…。自然の大切さをファンタジックに描き出します。
桜の木が、一万本もある森の近くに住んでいる、五人の子どもたちが、体験したお話です。
その森にある桜は、冬に、突然花が咲いたり、夏に葉っぱが落ちたり、そして、一本の木には、真っ赤なさくらんぼが、いつも実っていました。
「桜の森には、怖い魔法使いがいる。」
という噂は、本当なのでしょうか。
五人の子どもたちが出会ったものは、子どもなら、どれもいたらいいなという存在だと思いました。
そして、これは、子どもたちの純な心があったからこそ、こんな結果になったのではないでしょうか。
少し気味悪いなと思いながら読み始めましたが、最後のシーンが、まるで、心の中の風景そのものでした。 (おしんさん 40代・ママ 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳)
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