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母親を亡くし心を閉ざした姉妹が、夏の間過ごすことになったおばさんの家には、古い庭があった。草の生い茂るこの庭から、ある日小さな青いティーカップが出てくる。まもなく家の本棚で見つかった妖精の物語にも、青いカップのことが……。二つのカップの奇妙な符合。姉妹はやがて物語に導かれて……。
タイトルが気になって、読んでみたいと思いました。
母親を失い、夏休みの間、おばさんの家に預けられることになったオリヴィアとネリーのお話です。
閉じこもりきりだった二人が、おばさんの家で見つけて読んだ本のお話と、庭で見つけたものとに繋がりを感じ、それをきっっかけに、家の外へと飛び込むことができるようになっていきます。
不思議な余韻が残るお話でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)
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