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夜中に目覚めた少年は、小さくなってミニカーに乗り込むことができた・・・。少年の不思議な冒険を、ネームレス、コマ割りで描く絵本。
満月の夜。
月明かりに照らされた、「ぼく」の部屋で、ブルン!
小さな車のエンジン音で目を覚ました「ぼく」は、車に乗り込み、ハンドルをにぎって・・・。
大冒険の始まりです。
絵本というより、台詞のない、フルカラーの漫画、という方がしっくりくる作品です。
ぼくの部屋も、家の中も、とにかく細かく描き込まれていて、子どもが好きなもので溢れています。
一冊の中に、大好きなものフルコースがギュッと詰まっている感じ。岡本順さんのやわらかな画風も素敵です。
小さなくるまに乗ったぼくは、家の中のいろんな場所を走り回り、飛び回り、ちょっと怖いけれど、憧れずにはいられない体験をします。
時々、思い出したように手に取りたくなる一冊。
今は本屋さんで買うことができず・・・ぜひ、再版していただきたいです。 (こはこはくさん 40代・ママ )
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