たろおおかみとじろおおかみはオオカミの兄弟。オオカミだけあって,他の生き物(お友達)を取って食べることで生きています。ある日,憧れのウサギのみみこさんに「おともだちをたべるひとはきらい。」と言われ,「もうたべません。」と一念発起します。ハラペコでつい七面鳥を取りそうになったり,キツネの誘いにアヒルを食べそうになったり・・・。
友達に気に入ってもらうためにがんばったり,我慢したり,他者との関わりを意識して仲良くすることを子どもなりに考え始める年中さん(4歳児)〜年長さん(5歳児)におすすめの話です。
馬場さんのほのぼのとした絵と文のバランスもよく,50ページを超える本ですが,一気に読めます。 (秋篠さん 30代・パパ 男の子6歳、女の子3歳)
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