子どもたちは、がらくたを捨てきれないばかりか、おとなが見捨てたがらくたまで集め回る名人です。空き地や路地裏を遊び回って、持ち主に捨てられたがらくたを宝物のように見つけてきます。子どもたちは新しい、優しい主人です。そんなイワンのお話です。
4階建ての豪邸(だと私は思うんですけど。4階もあるんだもの)に住むイワン。4階はがらくた部屋にしてあるので、イワンはそこでよくあそびます。長いすのボヨンの上でくつろいだり、ねずみのチュータンと遊んだり。でもある日、ママががらくたを粗大ゴミにぜんぶ出して4階をからっぽにしてしまいます。イワンはごみ置き場まで追いかけますがボヨンは潰れています。ようやくみつかったチュータンと悲しく帰宅。
なんでねずみが連れて行かれちゃうかな?普通逃げてしまうけど。
あと、結末がいまひとつ。悪くはないけど、かなり悲しい終わり方。日本だったらママの救いの一声があるとか、ボヨンが何とか帰ってくるとか、耐えられるように代わりにボヨンについている小さなボタンでも持ってくるとか(ついてるか分からないけど)、子供が悲しくないようなもうひとつ何かをつけそうですが、、、この絵本の場合外国なのでアリだけど、もうひとつクッションがあっても良かったかも。
悪くはないですよ。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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