へぇ〜、きたむら先生がこんな幼児向けのボードブックをねぇ〜。
 なんて思いながら開いてみたら愉快!愉快!
 パーティーに招待されたボサボサ頭のライオンのライオネルさん。
 意を決して床屋さんへ。
 「どんなカミがたにいたしましょう?」という調子の良さそうなキリンの床屋さん。
 各見開きライオネルさんのお顔の輪郭どおりきり抜かれています。
 はじめは、たてがみにカーラーを巻かれた姿。
 思わずお子さんもこの穴の中へ顔を入れたくなっちゃうでしょうね。
 出てくる出てくる面白愉快なカミがた。
 タンポポ頭で大爆笑!
 だって、ライオネルさんったら、手にタンポポの葉っぱを持っているんですよ。
 ま〜、タンポポは英語でdandelionですから、洒落のつもりかしら〜。
 私は、たこヘアも可愛いと思いました。
 でもでも、小さいお子さんは、スパゲッティパーマやアイスヘアが気に入っちゃうかも(笑)。
 ラストは、百獣の王ライオンさんらしい決め髪でした。
 パタリと閉じると、〈タテガミをつくろう〉の図入り解説が。
 いや〜、これはお母さん、「作って、作って〜♪」ってお子さんにねだられそうですよ。
 読んで楽しく、お顔を入れてワイワイ、作ってさらに盛り上がりそうな絵本でした。