「まーくんだいすき」 ママの声

この絵本は全ページ仕掛け絵本でした！順番か書いてあって、その順番道理にページをめくると、顔の表情や状況が変わって、子供はドキドキハラハラしながらページをめくっていたのがとってもかわいかったです。なかなか全ページしかけってないと思ったので、とってもよかたです。

押入れに隠れたまーくんが、ハラハラドキドキ、一喜一憂しながら集まってきた家族の話を聞いているときの表情が、子ども心を上手く表現していて微笑ましいです。

まーくんにおしおきしなきゃと言っていたママも、ここぞとばかりに一緒に怒っていた妹も、二人の話をきいて納得していたパパも、わざとじゃないだろうからと助け舟をだしてくれたおばあちゃんの一言がきっかけで、最後は、みんなまーくんがだいすきということで笑顔になります。

家にいたのが、ママだけじゃなくて、よかったね。まーくん！と、家族のよさを実感した絵本でもありました。

きむらゆういちさんの作品だったのでこの絵本を選びました。きむらゆういちさんはとても仕掛け絵本が得意な作家さんだなと感じました。順番を決めてめくっていくと、本当に主人公の気持ちがこちらまでありありと伝わってくるのです。心配したり喜んだり、特に目の周りの動きが絶妙で繊細な動きで“魅せるのが上手い！”と感動しました。優しい家族に囲まれて育つ主人公は幸せだなと思いました。

ページが上下2段に分かれている仕掛け絵本は初めて読んだのですがもっと読むのが難しいかと思いきや、�@→�A→�Bと順番どおりにめくっていくだけでよかったので簡単でした。まーくんの表情もページをめくるたびに変わっていって楽しかったですよ。娘も楽しんでました。

　マー君は、部屋でボール遊びをしていて食器を割ってしまいます。そして、怒られると思い、押入れに隠れて家族の様子を伺うのですが、みんなはマー君が隠れているのを知り、失敗しても謝れるまー君の事が好きと言って、出て来るようにうながします。
　そんな、話を上下に分かれたページを次々にめくる事で、表情の変化や家族の会話を細かく感じ取れるようになっています。
　子供は、喜んでみてくれて良かったのですが。最大の難点は、一緒に仰向けになって読むとめくったページがパラパラと戻ってしまう事です。この本は、お行儀良く座って読みましょう！（笑）