生まれた子ゾウがどんどん大きくなることは、嬉しいことでしょうが、大きくなりすぎると、脅威にも困り者にもなってしまいます。
子ゾウバオバブのせいではないのだけれど、社会のキャパシティとはそんなものでしょうか。
バオバブは仲間から追い出されてしまいますが、優しさを失わずにいました。
外からの侵略者から仲間たちを救うことはできなかったけれど、人間たちを追い払うことはできました。バオバブは森の守り神になったのですね。
これだけのお話ですが、タイトルが「風にふかれて」なんて、何だか自然にぴったりとしていて素晴らしく思いました。
ちょっと長すぎて読み聞かせには難があるのが残念です。