後藤竜二作品に魅せられ
今回は、このシリーズ
主人公は5年生の男の子のようです
成績のことから入ります
キャプテンって、どうやら野球
下町風情が感じられます
6年生との葛藤・・・
難しいですよね
4年生との関係も年下だからって
ちょっとばかにしちゃうけど
じつは、自分より努力していたり
自分よりみんなのことを考えていたり
りんごの食べかすを顔にめがけて投げつける
ぐれたと思われる友人
ちょっと風変わりで、一般社会人からはずれてるけど
こどもには絶対的な信用がある麦塾の先生!?
親子関係もなかなかおもしろいです
というか、大人が素敵なのかも
スポーツ少年団とかは
本来は、こういう子どもが中心で
活躍出来る場であったように思うのですが
勝ち負けだけに捉われたり
大人の為のスポーツになっていたり
しませんか?
この子達は
練習場所確保から子ども同士で
身体を張って修羅場をくぐって
勝ち取るという・・・
1985年初版作品その頃だから出来たのでしょうか
その逞しさがは、今は、ないのでは?
というより
こどもより
大人の関わり方がおかしくなってきているように
感じてしまいます
小学生の時の一生懸命さ
自己中心的なところ
今思えば小さな悩みでも
その頃感じていたこと
いろんな衝突の中で学ぶこと
この本に凝縮されています
本来、こどもって、繊細で
こんな逞しく
やさしいんですよね
是非、大人も読んでほしいです