ゆきごんのおくりものなかなかよいと思う みんなの声

ゆきごんのおくりもの 作:長崎 源之助
絵:いわさき ちひろ
出版社:新日本出版社
税込価格:\1,320
発行日:1971年10月30日
ISBN:9784406001397
評価スコア 4.1
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みんなの声 総数 9
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  • 切なさのある絵とお話

    ちっちゃいからと相手にされないみきお君が一人で作り上げた「ゆきごん」。
    お母さんには解ってもらえなかったけれど、大事な友だちでした。
    ゆきごんと遊びたいのだけれど、みきお君は風邪をひいてしまって外に出られません。
    ゆきごんはみきお君を待ちながら、だんだん溶けていきます。
    みきお君が元気になった時に、かすかに残っていた家の前の雪の跡。
    しみじみとしてしまいました。
    子どもの作り上げた空想の世界だけれど、とても大切な友だちだったのです。

    お話がちょっぴり切なさをもっているところに来て、岩崎ちひろさんの淡い単色のえが、想像力を掻き立てます。
    姿の見えないゆきごん。
    背景に溶けてしまいそうな登場者たち。
    雪の解けていく中でぽつぽつと表に出てくるどろんこ色でまとめられていて、心憎いばかり。

    じんわりと心の中で溶けていくような絵本です。

    投稿日:2012/03/02

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  • ゆきごん作れるといいね。

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子15歳、女の子13歳、女の子8歳

    暖冬の影響で、こちら雪国上越でもほとんど降らず、黒々とした地面が見えていて、毎年校庭で行われてるスキー授業がまったくできない状態です(涙)。
    毎朝、窓の外を見てはがっかりしてる次女に、せめて気分だけでもと、雪の絵本を読んでます。

    雪が積もり、大喜びのみきおくん。
    お友達と雪遊びをしようと出かけますが、「ちびなんか、あっちへいけ」と相手にしてもらえません。
    仕方なく、ひとりで作った、かいじゅう=ゆきごん!
    やっと完成!遊ぼうと思ったら・・・???

    みきおくんとゆきごんの気持ちが、とてもていねいに描写された文章に惹き込まれます。
    雪はいつかとけるもの!
    わかっていても、せつない結末に胸を締め付けられます。(ちょっと「スノーマン」みたいですね。)
    ちょっぴりせつないストーリーにぴったりの、いわさきちひろさんの、静かで優しいセピア調の絵が素敵です。

    私が子どもの頃からある、とても古い絵本ですが、現代っ子の心にもちゃんと響く、息の長い絵本だと思います。

    降りすぎても困るけど、子どもたちが雪遊びできるくらいの雪は積もってほしいなあ。

    投稿日:2009/01/29

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  • セピア色の挿絵が素敵です

    ちいさなみきおくんは、お友達と一緒に遊びたいのに
    いつも「ちびはあぶないからあっちへいけ!」と言われて
    一緒に遊べません。そんなみきおくんが雪でかいじゅうを作りました。
    それは「ギャオ〜」ともなくし、しっぽも振る。
    でも、お母さんからは雪のかたまりでしかないのです・・・。
    子供の想像力に私も気づかないことがしばしばありますが
    でも、子供目線でみると、本当にすてきなものが
    たくさんあるんですよね〜
    そんなふうに作ったみきおくんのゆきごんがとった
    行動もちょっぴり切ない場面でした。
    切ないようで、嬉しくもある、雪の季節ならではのお話しで
    素敵でした。
    そして、岩崎さんが書き下ろすセピア色の挿絵も
    はっきりしない淡い線がとても素敵で
    きれいな世界を見せて頂きました。

    投稿日:2008/09/30

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  • 忘れられない名前

    私が子供のころに読んだ絵本で、もうストーリーも忘れていたのですが「ゆきごん」というユニークな名前だけは覚えていました。ひさしぶりに絵本を開いてびっくりしました。セピアいろの絵本だったのですね。雪だるまは実はなかなか絵に描いたように、まん丸に作るのは難しいものです。子供が大きな雪だるまをつくったら本当に「ゆきごん」のようになるんですよね。まん丸の雪だるまより、ゆきごんのような雪だるまのほうがおもしろいです。ゆきごんが消えたあと、でんぐりかえりをした少年の切ない気持が心に響きました。

    投稿日:2007/08/30

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  • ともだちの「ゆきごん」

    • たまっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子5歳、女の子2歳

    この絵本はよんでいてちょっと悲しくなりました。主人公みきおが雪でつくったかいじゅう「ゆきごん」。みきおはゆきごんとあそびます。でももう帰る時間。「またくるからね・・」でも、みきおはいくらまっても来ませんでした。ゆきごんは心配になってみきおの家にいくのです。もう雪がとけかけているのに・・・。
    最後はどうなってしまうのか。なんかちょっと寂しい、悲しいお話しだったように思います。

    投稿日:2002/04/27

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