佐々木マキさんの、独特な雰囲気がよく出ている本です。
幼年童話の範疇に入るのでしょうか。短編が3つで構成されています。
主人公は、3編とも同じ女の子。
毎回、違う動物に食べられそうになるのだけれど。
なぞなぞ・早口言葉・しりとりをして、負けたら食べていいけど勝ったら逃がす、という条件を飲ませるのです。
そして、いざ勝負!!
この女の子、さすがは女の子というか、すごく知恵が回って口も達者。
こんな子を敵に回して勝てるわけが無い(笑)。
出てくるなぞなぞも、早口言葉も、しりとりも、とても面白いです。
言葉遊びが好きな息子は大笑いでした。
絵が少なく文章が長めですが、短編なので読みやすいと思います。