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はたらくうまのハンバートとロンドン市長さんのはなし」 みんなの声

はたらくうまのハンバートとロンドン市長さんのはなし 作・絵:ジョン・バーニンガム
訳:神宮 輝夫
出版社:童話館出版
税込価格:\1,540
発行日:1999年
ISBN:9784924938922
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,299
みんなの声 総数 5
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    屑鉄集めを仕事にしているファーキンさんに飼われている馬のハンバート。
    ビール工場たちの馬と一緒になると、不公平な自分の身を感じてしまいます。
    「なんて世の中は不公平なんだろう」
    そんなハンバートが素晴らしい偶然をものにしました。
    新しいロンドン市長の就任パレード。
    ビール工場の馬たちがひく馬車が壊れてしまいました。
    こんなとき、人はどうするのでしょうか。
    ハンバートはこの偶然をチャンスにしました。
    新市長のそばにはせ参じたハンバート。
    ロンドン市長も、とても物分りのよい人で助かりました。
    日頃は屑鉄を乗せる荷車に乗り換えて就任パレードを続けます。
    晩餐会にも招かれ、記念のカップを受け取ります。
    ひがんでばかりじゃこんな素晴らしいことは起こらないよ。
    そんなことをハンバートは言っているようです。

    投稿日:2011/06/01

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  • 世のなかって、ほんとうにふこうへいだ

     1965年が初版のバーニンガムさんの作品です。
     ガンピーさんシリーズとは、異なった画風も魅力的です。

     イギリスで馬車が荷物を運んでいた頃のお話しです。
     “馬車馬のように働く”とよく言いますが、馬のハンバートは鉄くず集めのファーキンさんと朝早くから働いています。
     ファーキンさんが立ち寄る食堂の近くに、ビール工場の馬がたくさんいます。
     彼らの優遇ぶりを自慢され、ハンバートのもらす言葉が印象的です。
     〈世のなかって、ほんとうにふこうへいだ〉

     社会の階級制度が、明確でシビアな時代の終焉前でしょうか、馬までもがこんな言葉をはいています。

     方々を放浪し、様々な職を経験し、社会の貧しく決して華々しい光の当たることのない人々の生活を目にしたことのあるバーニンガムさんの鋭い視点だと思います。
     しかし、ここに描かれている人々は、皆誇りを持ち力強く生きています。
     
     ハンバートにとっては、またとない幸運が。
     ハンバート自ら躍り出て手にします。
     市長が伝統を重んじ、馬車でのパレードにこだわるところも面白い。
     また、そのこだわりのためならば、たとえどのような荷車にでも乗ることを厭わない姿も、貧しい階層の人々にとっては嬉しい事だったのでしょう。
     何せ、ロンドンの町は、あらゆる階層の人々で成り立っているのですから。
     そのことを心得た良識ある立派な市長さんだと思います。

     市長によって働く馬の願いである「休日」が作られ、ハンバートの老後も保障され終わっています。
     まさに、労働馬のサクセスストーリーですね。

     扉絵前の、献辞を読むと、日本版のタイトルがこのようになったのが理解できます。

    投稿日:2010/04/18

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  • わがままな市長さんがイケてます。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    特別大きな感動はありませんが、なんだか、面白い作品でした。
    特に「何が何でも馬車に乗って市役所に行きたい」ロンドン市長さんは、妙に面白かったです。
    そもそも、この人がわがままを言わなければ、この物語は、馬のハンバートの妄想で終わったかもしれないんですものね。
    私の好きなシーンは、まさに、市長さんの馬車が壊れて、ハンバートの荷車に乗り換えるところ。
    この時ダメになった馬車の、馬たちのむっつりした顔がなんとも愉快です。

    この絵本は、読めば読むほど味が出る話だと思います。
    読み語りに使うなら小学校の中学年以上にお薦めします。

    投稿日:2010/04/01

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  • いいお話です。

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子9歳、男の子5歳

    バーニンガムの本を、いろいろと読みあさっています。そんな中でも、この本は、心あたたまる本の一つになりました。

    くず鉄をひろうお仕事をしている馬のハンバート。いつもまじめに働いているハンバートにも、人間と同じように、仲間の馬をうらやましがる気持ちがあって当然だなあと、読みながら思いました。
    そして、ここぞとばかりにチャンスをつかもうとしたハンバートの勇気にも心をうたれました。勇気にこたえたハンバートの飼い主やロンドン市長さんにも感動しました。

    がんばって努力していれば、必ずいいことが起こる!って、教えてくれているような本だと思います。

    投稿日:2008/04/08

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  • 立派な市長さん

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子14歳、男の子12歳

    すっかり、バーニンガムファンです。

    こんなにいろんな手法で絵を描く方もめずらしいです。
    この絵本の絵もすばらしいです!
    特に、三日月の描かれているページが素敵です。

    さて、お話の内容は、とにかく市長さんが立派なのです。
    こんなすばらしい市長さんがいる町は幸せですね。
    原題では「HUMBRT」ですが、訳では市長さんが入っているセンスが嬉しいです。

    読み終わって心がほかほかするのです。
    主人公のハンバードの飼い主も素敵な人なのです。

    投稿日:2007/06/20

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