「ふうせんばたけのひみつ」 みんなの声

　グリーティングカードで見かけたイラストが印象的で、邦訳が出ていると聞き即購入した絵本。風船の畑なんてワクワクしちゃいます。
　ハーベイ・ポッターは変わり者の農夫。なぜって、風船を畑で育てているから。ぶどうのむらさき、おひさまのオレンジ、バナナのきいろ…と世界一きれいな色の風船は、丸かったり、長かったり、動物の顔だったり、ピエロの顔だったりいろんな形をしている。そして、主人公の「あたし」はある晩、ハーベイ・ポッターがどうやってこの風船の種を植えるのか秘密を目撃…。
　作者は米国南部出身。その独特の南部英語が、邦訳では庶民的な喋り口調で巧く表現されています。お話の内容や漢字の頻度・レベルから、対象は小学生低学年ぐらいから？　色とりどりのつやつやした風船のイラストに心奪われてしまう絵本です。イラストは「ゴリラのマービンにげちゃった」のマーク・ビーナー。絵を眺めているだけでも楽しい。米国南部の雰囲気がわかっていたら、より楽しめると思います。

あるおばあさんの、40年前の出来事の回想シーンが
そのまま物語になっています。

実は回想だった、
というのは最後まで読んで分かるのですが、
５歳の息子には理解が難しかったみたい。
それでもとっても色彩豊かな風船ばたけの絵と、
主人公の語り口調と、
ユニークで個性豊かな登場人物。
息子はとっても楽しめたようです。

はたけで風船を作るという発想自体がとってもツボだったようで、
何回も読みました。

隠し絵を探すのが大好きでした。いろいろなものが怪獣に見えたりするのは子供の目線そのものです。
男の子にはゼッタイ読ませたい本です。

「ふうせんばたけのひみつ」
ちょっと表紙の絵を見ただけで、なんだかわくわくするような絵本です。
だって、題名が「ふうせんばたけ」そして、風船の摘み取りをしているおじさんの絵が表紙なんです。
変わり者のハーベイ・ポッターは、風船を畑で育てています。
その時点でちょっと普通じゃないわけだけど、ふわふわと空をただよう風船ってやっぱりなんというか夢があるし、なんというか楽しい気分になる。
広い広い畑に風船がいっぱいなってる絵なんか、ちょっと想像すると、ほんとに楽しい。
こんなのがほんとにあったらなぁって思う。そんな想像力がかきたてられるところがなんといってもこの絵本の魅力だと思う。

息子が不思議な題名に惹かれたようです。

ふうせんが生えている風船畑とのっけから、びっくりさせられました。

その秘密が知りたくて、ハーベイと仲良くなってしまう「あたし」の行動力のすごさにも驚きました。

「あたし」が、大きな風船で、ハーベイの畑にさよならするのが、壮観です。
ふうせんの種ってどんな風なのかな？

こんなすごい畑があったら、一度は見てみたいと思いました。絵がカラフルな色使いで、ふうせんばたけの彩りがすごくきれいだと思いました。

なにげなく読み聞かせたら、前から読んで欲しかった本なの！と娘。
畑にふうせんというのがツボだったご様子で、こんな畑があったらいいなーですって。
私はそれよりも、本編と同じく、どうやって風船を育てているのだろうとの謎の方に興味津々。
ハーベイさんを追い掛け回しているわたしのように、風船の植え付けを覗きみた私は、ついトトロを連想。
そしてオチに笑っちゃったのでした。

娘とはお話を楽しむことはもちろん、どの風船が良いかや各ページに現れるブタ捜しをしました。雲もいろいろな形をしていますよ。
覗き見のあたしが独り言を言っているかのような文章は、きっと読む者の興味をかきたてることと思います。

ハーベイ・ポッターって言う変わり者の農夫、
なんたって、農場で風船を栽培してるんですから。
ページいっぱいの色とりどり、形色々な風船は圧巻です。
さてどうやって風船を植えてるんでしょうねぇ
とっても気になりますよね？
発想が豊かな絵本で
本当にあったら面白いなぁって、
ワクワクすると思います。
ちょっとハーベイおじさんの顔が怖い気がしますが....。
南米の様子がなんとものんびりしています。

表紙のイラストでもご覧頂けるように、このお話は、こんなにカラフルで面白い風船畑と風船を育てているハーヴェイの秘密のお話です（o＾_＾o）
こういう、不思議で秘密が知りたくなってしまう様なお話は、胸がワクワクしますよね♪
何て現実味で、夢のあるお話なのでしょうか（＊＾o＾＊）
とても気に入った作品でございました♪お薦めです。

畑にふうせんを栽培するという突拍子もない話。独特の絵とともに、読者を不思議な世界に連れて行ってくれる絵本。想像力豊かな幼児はもちろん、「ありえない」と思いつつ、ファンタジーが好きな子どもにぜひ手に取ってほしいです。この本を読んだ後、しばらくしてから娘が「うちも、畑にふうせん作ってほしい〜。」とつぶやいていました。「母もふうせんが畑にほしいよ。」と、絵本をみて「この形のふうせんがいい」「色はこれ」と楽しみました。