田島征三さんの絵は見た目は乱雑なんですけど、とても味わい深いんです。
特にこの絵本では征三ワールドの本領発揮!
描かれる野菜の、大地の恵みなる生命力に溢れていること!
おじいさんの畑は今、キャベツ、トマト、オクラ、カボチャ、
オクラなどなど、元気な野菜でいっぱい。
もちろん害虫もいるんですが、
おじいさんはふと村祭りの寄り合いのことを思い出し、
いそいそと出かけます。
さあ、残された野菜たちもカーニバルを計画します。
酔っ払ったおじいさんが帰ってきても宴は盛り上がります。
そのはちゃめちゃ振りが最高です。
無茶な出し物に、おじいさんはのびてしまいますが、
野菜たちの介抱ぶりに、感動。
裏表紙までしっかりお話は続いてるのですね。
野菜たち、万歳!