もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。

ありがとう、フォルカーせんせい」 みんなの声

ありがとう、フォルカーせんせい 作・絵:パトリシア・ポラッコ
訳:香咲弥須子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:2001年
ISBN:9784265068067
評価スコア 4.86
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  • 5年生に読み聞かせ

    • ひなたははさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子7才、男の子1才

     主人公トリシャがフォルカー先生に出会った5年生。
     その5年生に学校で読み聞かせをしました。朝読書の時間だったので、あまり重いテーマの本はどうかな、とも思ったのですが、この本がもつメッセージをどうしても伝えたくてぶつけてみました。

     5年生ともなるとちょっとスレた子とかは教室の後ろでごしょごしょしていて、聞いていない子もいたりするのですが、この本を読み進めるウチに、その手をとめ、真剣に聞き入ってくれました。

     担任の先生にも途中から聞いてもらいましたが、できれば最初から聞いてもらいたかった…。

     LDうんぬん、とか関係なしに、人間の葛藤、喜びがびんびんと伝わる本です。

     自分が小学校のうちに出会いたかった本…。そしてフォルカー先生に出会いたかった!

    掲載日:2009/12/22

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    7
  • おじいちゃん、おばあちゃんの存在

     娘が、どうしても今日これを読みたい、と言って選んだ絵本。
    実際には、私が前々から読みたいと思っていた絵本で、他の本といっしょに図書館から借りてきたのですが、10冊以上あった本のすべてに目を通して(娘の好みのきれいな絵やお姫様風のお話もあったにもかかわらず)、自分で選んだのがこの絵本でした。

     想像以上に素晴らしい作品で、最後は涙で声が詰まりました。
    「しんじられますか? こどもの本を かいているんですよ。せんせい、ほんとうに、ほんとうに ありがとうございました。」
    小学校5年生になっても満足に字も読めなかった子が、子どものための本を書き、世界中の子どもたちに自信と勇気、生きていく希望をいっぱい与えているという素晴らしい事実。

     おじいちゃんが本にハチミツをたらして儀式をしてくれたのは、トリシャが5歳になったときでした。
     濃いオレンジ色のはちみつが、とろとろっと本の上に滴っていくのを見て、娘はびっくり。まだ赤ちゃんの頃から、「本は大切に読もうね」と繰り返し言ってきたので、娘も「本はたからもの」という思いで、大事に扱う習慣が自然と身についていました。
     でも、トリシャがはじめて本を読めるようになった夜、5歳のときにおじいちゃんがしてくれたように、その同じ本にハチミツをたらし、「ハチミツは あまーい。本も あまーい。よめば よむほど あまくなる!」と、儀式をしたトリシャに、娘も心の底から喜び、彼女といっしょに感動を分かち合っているようでした。

     フォルカー先生がすてきな先生であることは言うまでもなく、先生との出会いがトリシャの人生を変えてくれたのも真実ですが、こういった常識にとらわれない考えをもったおじいちゃんとおばあちゃんの存在もまた同じくらい大きなものだったのではないかと思います。
    自分のあるがままを受け止め、包み込んでくれる人がいる・・・自分は愛されているという揺るぎない基盤が、トリシャの心の奥深くにあったからこそ、フォルカー先生との出会いも、よい方向に生かせたのではないかな、と思いました。

     「おばあちゃん、わたしって みんなと ちがう?」と、トリシャに聞かれて、
    「もちろんだよ。みんなと ちがうってことは、いちばん すてきなことじゃないか。」と、答えたおばあちゃんの言葉を、そのまま我が子にかけてあげたいな、と思います。そして、いつでも、
    「おまえは、せかいじゅうで いちばん かしこくて、おりこうで、かわいらしい子に きまってるじゃないか。」と、言い続けてあげたいと思います。

     トリシャの心の声が、せかしたり、期待してばかりの毎日の中にいた私の心の目を覚ましてくれました。

    掲載日:2010/09/26

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    6
  • 心にひびく一冊です。

    私が最近少し勉強している LD(学習障害)をテーマにした本という事で、早速、読んでみました。

    主人公は、絵がとても上手なトリシャという名の女の子。
    本も大好き!!なのに…トリシャには、字や数字がくねくねした形にしか見えず、ちゃんと読むことも書くこともできません。
    そう、トリシャはLD(学習障害)のある子供だったのです。
    LDが故に「わたしは、頭が悪いの…?」と悩み、からかわれ、学校が嫌いに…
    そんな、トリシャの悩みに気づき、手を差しのべてくれたのがフォルカー先生だったのです。

    読んでいて、苦しむトリシャの姿に、胸がギューンとしめつけられ 涙がこぼれてきました。それだけに、最後に字を読めた時のトリシャの喜びが ひしひしと伝わり、フォルカー先生に「気づいてくれて、本当に ありがとう!」と感謝せずにはいられませんでした。フォルカー先生の素晴らしさもさることながら、家族の楽しい儀式や、トリシャとおばあちゃんとの会話にも心あたたまります。
    テーマは重いですが、読後は決して重くなく、むしろ あったかな幸せを感じさせてくれる本です。
    大人の方には是非、読んでいただきたい本だと思います。LD(学習障害)を知るキッカケにもなるのではないでしょうか?                                         

    掲載日:2009/05/20

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    4
  • 絵本の枠を超えた秀作

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    LD(learning disabilities:学習障害)を取り上げた実に骨太の作品です。
    LDとは、知的発達に目立った遅れはないのに、学習面で特異なつまずきや習得の困難さを示す子どもに対して使われる新しい教育用語のこと。

    この絵本は、作者であるパトリシア・ポラッコの自伝的物語とのことで、なるほど主人公の名前も、トシリャになっていました。

    小学校に入り、LDの症状に悩まされ、仲間はずれにされるものの、5年生の時にフォルカー先生との出会いが、その先を180度変えたという物語です。
    トリシャは、どうしても字が読めなかったのです。
    何と言ったって、実話なのですから、心への響き方が違います。
    一頁一頁が、心の魂を激しく揺さぶります。
    特に最終頁は、涙なくして読めません。

    フォルカー先生と30年ぶりに再開を果たした時の会話で物語は終わります。
    「トリシャです。
    先生のお陰で、人生が変わったのです」
    先生は、私を抱きしめました。
    「どんな仕事を しているの?」
    「信じられますか?こどもの本を 書いているんですよ。
    先生、本当に 本当に ありがとうございました。」

    パトリシア・ポラッコの描く絵は、とても臨場感に溢れていて、楽しさ・悲しさが切に伝わってくると思います。
    さらに、読書の素晴らしさ、家族特に祖父母との触れ合い、先生と生徒のあり方など、多くのことを教えてくれる絵本です。
    小学校中学年くらいになったら、是非読ませたい絵本ですが、大人にも読んで欲しいと思います。
    また、世の先生方にもオススメしたい絵本です。

    彼女の他の作品も読んでみたくて仕方ありません。

    掲載日:2008/06/16

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    4
  • 心にじ〜んと響きました。

    • トムの庭さん
    • 30代
    • ママ
    • 青森県
    • 男の子13歳、男の子10歳、女の子7歳、男の子0歳

    主人公のトリシャはLD(発達障害の一種で学習障害)です。
    でも、お話しの中ではLDという話は出てきませんが、
    これが作者自身の自伝的なお話しだと言うことがわかりました。

    トリシャは、学校に行っても字が読めないし書けません。
    「私って、みんなとちがうのかな?」「あたまがわるいのかな?」

    でも、トリシャは絵がとっても上手です。

    ある日おばあちゃんに尋ねます。
    「おばあちゃん、わたしって、みんなとちがう?」
    「もちろんだよ。みんなとちがうってことは、いちばんすてきなことじゃないか。」

    「わたしって、あたま いい?」
    「おまえは せかいじゅうで いちばん かしこくて、おりこうで、
    かわいらしい子に きまってるじゃないか。」

    そういって抱きしめてくれるおばあちゃん。

    おじいちゃんは、5歳になった日の儀式に、本にはちみつをたらします。
    「はちみつは あま〜い。本もあま〜い。よめばよむほどあまくなる!」

    そんな素敵なおじいちゃんやおばあちゃんは、そらのむこう側の世界に行ってしまいました。

    ママの仕事で引っ越ししたけど、引っ越しした先でも、やっぱり
    字が読めません。書けません。3年生なのに。

    みんなにからかわれて、おじいちゃん、おばあちゃんのいたおうちに
    もどりたい!トリシャの目に涙があふれます。
    学校が大嫌いだったから、ずる休みもします。

    そんなトリシャが5年生になったとき、新しくフォルカー先生という先生がやってきました。フォルカー先生は、トリシャの絵が素晴らしいと誉めてくれました。
    でも、毎日のようにいじめるエリックから逃れるために階段下に隠れるようになったトリシャ。とうとうエリックに見つかって、引きずり出され、「うすのろもぐら!ばかもぐら!」体を小さく丸めて固まるトリシャ。胸がはりさけそうです。

    幸い、フォルカー先生が見つけて助けてくれましたが、そのあと、「どうしてエリックは君をいじめるのかな?」話を聞いて、「きみは、自分をだめな子だとおもっているね。かわいそうに。ひとりぼっちでなやんでいたなんて。」「らくだいしないでここまでこれたなんて、きみは賢くて、それにとっても勇敢だってことじゃないか。きみはかならず読めるようになる。やくそくするよ。」そんな心強いことを言ってくれたフォルカー先生は、トリシャに字を書く特訓をしてくれました。

    そうして、トリシャは30年たってフォルカー先生に再会した日、フォルカー先生に言います。
    「信じられますか?子供の本を書いているんですよ。先生、本当に、本当に、ありがとうございました。」

    フォルカー先生は、トリシャの得意なところをちゃんと見抜いていました。トリシャにあったやりかたでゆっくり教えてくれました。認めてくれる人がいてくれる。それはとっても大切なことです。子供達が自信を持って輝けます。人と違う、わずかな違いでからかったり、いじめたりしがちです。でも、トリシャのばあちゃんが言うように、みんなちがっていいんです。違うって事は、素敵なことなんです。

    たくさんの子供達にこの本に出会って欲しいと思いました。

    今度、高学年の読み聞かせで読もうと思います。

    掲載日:2011/01/30

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    3
  • 感動しました

    感動しました。実話だけに説得力があります。

    人生を歩む中で、人との出会いって本当に大切なんだなって、心から思えました。障害をもつトリシャをなぐさめ、励まし、根気よく文字を教えるフォルカー先生。こんな素晴らしい先生に出会えたトリシャ、本当によかったです。障害をもちながら、その出会いを無駄にしないように頑張り、そして今、新たな感動を人々に与えているトリシャ、彼女もまた素晴らしい。

    この本に出会えてよかったです。人との出会いと同じように、本との出会いも本当に素晴らしいものです。

    パトリシアの他の作品、「チキン・サンデー」もまた、人との素晴らしい出会いを元にしています。こちらも素敵な本です。

    掲載日:2010/09/17

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    3
  • 先生も一緒に聞いてもらえてよかった。

    • 西の魔女さん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    6年生のおはなし会で読みました。
    作者の自伝的おはなしです。
    文字を読んだり書いたり出来なくて
    辛い思いをしたりいじめられたりする場面が何度も繰り返され
    読んでいてこちらまで胸が苦しくなります。
    聞いていた子ども達も同じ気持ちだったと思います。
    静かに絵本に集中しているのを感じました。
    (後書きで これがLD、言語学習障害によるものだとわかりますが
    お話の中ではあかされません。)
    でもこの繰り返しがあったからこそ
    トリシャ(作者が自分の姿をなぞらえた主人公)の
    フォルカー先生に感謝する気持ちの深さが伝わってくるのだと思います。
    学校で困った事があった時 こんな先生が居てくれたら
    子ども達も 子どもを預ける親としてもどんなに心強いでしょう。
    クラスの中に何かしらの理由で苦しんでいる子どもが居たとしたら
    先生を頼りにしたり
    相談したりしてみようかなという気持ちにさせてくれたかもしれません。
    このお話を一緒に聞いてくれた先生の心にも
    きっと静かに響くものがあったろうなと想像します。
    重たい感じがする感想を書き連ねてしまいましたが
    トリシャがフォルカー先生の指導のもとLDを克服し 
    喜びの場面で締めくくられているので
    ホッとし あたたかい気持ちで読み終えることができます。
    少し長め(読むのに12〜3分かかりました)のお話です。 
    おはなし会などで読むのでしたら
    高学年位〜が対象になるのではないかと思います。

    掲載日:2009/06/23

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    3
  • すべての教育の原点がここにあり!

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子12歳、女の子9歳、女の子4歳

    この本を知ったのは、友達のブログでした。
    数年前、この絵本を読んであげた娘さんが、ポツリ「私、LDだったんだね!」と言った・・・という内容でした。

    実は、うちの夫も、特別支援教育というのをサポートする仕事をしていて、LDやADHDなどの難しい言葉が、今までにも、私の目や耳に入る機会はそれなりにあったのです。

    でも、自分には関係のないことのように、無関心で過ごしてしまっていました。


    この絵本に出会えて、本当によかった。
    絵を描くのは得意、本を読んでもらうのも大好きな少女、トリシャ。ところが、文字はくねくねした形にしか見えず、自分で読むことができません。
    そのために、コンプレックスを持ち、いじめられたり、学校が嫌いになり、とうとうずる休みをするようにさえなってしまいました。
    そんな、トリシャを救ったのが、フォルカー先生です!
    トリシャのいいところをほめ、伸ばし、苦手な文字を読むことも、工夫を凝らした特別授業で克服させてしまいます。

    作者自身の実話だそうです。
    そう、文字を読むことができなかったトリシャが、今では、こんな素晴らしい絵本を作る、絵本作家になったというのです!

    障害の有無に関係なく、すべての子どもたちが、フォルカー先生のような、素晴らしい先生に出会えることを願ってやみません。

    私のように、無関係だと思ってる方、実は、すべての教育の原点がかかれた、素晴らしい絵本です。
    ぜひ、一度読んでみてくださいね。

    掲載日:2005/11/18

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    3
  • 出会い

    以前から興味を持っていたのでこの絵本を選びました。障害は外見だけでは判断できない事もあるのだと再確認できる絵本でした。主人公は幸せ者だと思いました。自分のことをしっかりと理解して受け止めてくれる人がいるのは素晴らしいことだと思いました。私も主人公の祖父母や先生の様に娘に接したいと思いました。

    掲載日:2010/10/05

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    2
  • LDって…

    • クマトラさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子1歳

    LDについては知りませんでした。
    しかし、この本でトリシャというLDを抱えた女の子と出会いました。

    彼女の痛みはいかばかりだったでしょう。
    友達に付いていけないジレンマ、いじめ。
    決して本人のせいではなく、生まれ持った特長であるのに
    周りと違うとどうして冷たい仕打ちを受けるのでしょうか…。
    フォルカー先生の「人をばかにするほど自分が偉いと思ってるのか」
    と言う言葉に涙が出ました。
    障害を乗り越え、儀式の本を抱きしめた時、
    彼女の努力、先生や家族の想い、新しい門出に胸がいっぱいに
    なりました。
    何の障害なく成長していく子達へ、
    様々な痛みを温かい心で迎えられるようになって欲しいと思います。

    ポラッコの著、チキンサンデーも是非読んでみようと思います。

    掲載日:2010/06/11

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