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ちょっとだけまいご」 パパの声

ちょっとだけまいご 作:クリス・ホートン
訳:木坂 涼
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2012年10月15日
ISBN:9784776405382
評価スコア 4.8
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  • ちょっとだけ しかけ

     この絵本、一か所だけ仕掛けがあります。
     しかも、最初の肝心なところ。
     どんな仕掛けかは、絵本を開いて、見て下さい。

     主人公はフクロウの子ども。
     フクロウというのはなかなか見ることはありませんが、最近ちょっとしたブームになっています。
     漢字で書くと「梟」の一文字でなんだか厳めしい感じがしますが、あの容姿が癒しのイメージで「フクロウカフェ」に人気が集まっているそうです。
     本来は猛禽類なんですが、その姿から「森の物知り博士」や「森の哲学者」なんて呼ばれることもあります。
     だから、この絵本のフクロウの子どもが巣から落ちて「まいご」になってしまうのですが、どこかかわいいのです。
     そのちびフクロウを助けるのが、森のリス。
     リスも人気の高い動物です。

     ちびフクロウがママのことを「すごーくおおきいんだ」というのでリスが連れていったのは大きなクマのところ。
     次にちびフクロウは「耳がとんがっている」というのでリスはウサギのところに連れていきます。もちろん、ちびフクロウのママはウサギではありません。
     さあ、ちびフクロウはママのところに帰れるでしょうか。

     この絵本を書いたのはクリス・ホートンさん。イタストとかを描いていますから、この絵本のちびフクロウをはじめ登場する動物たちはみんな個性的でかわいいことといったら。
     こういうフクロウを見ていると、「フクロウカフェ」が流行るのがわかります。
     訳したのは、木坂涼さん。絵本作家でもありますが、詩人でもあります。
     詩人といえば谷川俊太郎さんがたくさんの絵本を書いているし、海外の絵本もたくさん翻訳されているのは有名。
     さすがに言葉をあやつる人だけあって、絵本にはよく合います。

     さて、最初の仕掛けのことですが、この絵本のタイトルのように「ちょっだけ」です。
     この絵本を開いて、「なーんだ」というのは嫌ですよ。
     何しろ「ちょっとだけ しかけ」の、「ちょっとだけ まいご」という絵本なんですから。

    投稿日:2016/03/20

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  • お母さんさがし

    寝ぼけて木から落っこちたフクロウの子のお母さんさがし。
    ユーモラスですが、お母さんの方が心配してましたね。
    お話が分かりやすくてシンプル。
    ボードブックもあるので、お話の会ではそちらの方がウケるかも。
    お母さんのところに戻ったフクロウの子ですが、また落ちそうなエンディングも味わいたっぷりです。

    投稿日:2015/07/20

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  • お母さんの大きさ

     フクロウが主人公の絵本は、私も大好きなロバート・クラウスの「オリバーくん」などたくさんありますが、この絵本はフクロウ好きでない方も、絶対お気に入りの1冊になると思います。

     まいごのちびフクロウがお母さんを探すお話ですが、ちびフクロウが出会う動物たちとのやり取りが面白くて、楽しめます。
     絵もかわいいのですが、小さなお子さんへ読み聞かせてあげると、とても喜ぶと思います。

     絵本の最初に「ロビンソン・クルーソー」からの言葉が引用されていますが、なるほど!いつも身近にいる「お母さん」の大切さを感じさせる絵本でもあるのだなと納得しました。

    投稿日:2014/09/27

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