「とびきりおいしい スープができた！」 大人が読んだ みんなの声

仲良し三人の、ねことりすとあひるですが、あひるの我儘にはちょっとうんざりして読んでいた私でした。美味しいかぼちゃスープにこだわるあひるですが、肝心な熟れた南瓜が手に入らなくて他のスープを、魚スープ、きのこスープ、ビーツスープと頑張って作ったのですが、あひるだけが食べなくてちょっと腹がたってきた私でした（笑）でも我儘が言える関係は羨ましくもあり、いいなあと思いました。黄色いズッキーニと、よく熟れたトマトとニンジンとトウモロコシの４種の野菜の入った野菜スープがあひるにも気に入られて三人とも美味しいスープが出来てほっとしました。絵も隅々まで楽しめました。

こちらのシリーズの絵本を読むと、「スープ」が食べたくなりますね。
いつもは「かぼちゃスープ」ですが、肝心のかぼちゃがない、今回のお話。
あひるは変わらずワガママっ子で、ん〜困りますね（苦笑）。
こうはならないようにと反面教師のように読みましょう。
野菜たっぷりのスープもまた美味しそうです。

大判の絵本で、表情や、かっこうなど、絵がとてもかわいいなと
思います。
ねこさんと、りすさんは、栄養満点！美味しい！と喜ぶスープなのに、
あひるさんはどのスープもお気に召さないようです。
好き嫌いの激しいおちびさんみたいですね。
困ったことにかぼちゃは熟れず、市場でも見つからず、ねこさんが考えて奮闘して作ったオレンジ色のスープは、４種の野菜でそれは美味しそうです。
虫さんたちが、もったいない、もったいないとスープ救済におおわらわですが、同時進行の、その様子もとても面白いです。

『かぼちゃスープ』でおなじみの３人組、あひるとりすとねこ。
いつものようにかぼちゃスープを作ろうとしたのですが、
畑には肝心の熟れたかぼちゃが無いのです。
さあ、３人組は違うスープ作りに取り掛かりますが・・・。
今回も天然パワー全開のあひるに振り回される騒動です。
ちょっと馴染みの少ないビーツという野菜のスープが出てきますね。
巻末にちゃんとレシピまであるのですが、ピンク色のスープ、
どんなお味か、ちょっと興味深いですね。
今回は、この３人組の騒動もさることながら、
虫たちのサブストーリが克明に描かれていますね。
ちょっとわかりにくいのが残念ですが、
隅々まで楽しめますね。
魚スープのために、マス釣りをするシーンにさりげなく描かれた音符。
五線譜も無いので読譜できるのかしらん？と
何もいわずに、学生時代に某アマチュア合唱団にいた
身内のテノール氏に見せたら、
本当にシューベルトの「鱒」のメロディーで読譜してくれて感激。
でも、そもそも鱒なんて、食べたこと無いなあ、とその話で盛り上がりました。
ともあれ、ラストの展開はほっと一安心ですよね。
原題は『ＤＥＬＩＣＩＯＵＳ！』。
なるほど、です。