「こねこが にゃあ」 大人が読んだ みんなの声

表紙絵からよだれが出そうな暗い子猫がかわいいです。
母さんねこが呼ぶと、いろんなところから出てくる子猫たち。いかにも猫が隠れそうな隙間や狭いところなのがよいです。
赤ちゃん絵本なので、テキストは短く、絵で語ってくれています。
動物好きの方には特にお薦めです。
絵の大きさ、色合いも、シンプルで、背景が真っ白なので、登場する子猫たちに集中してみることが出来ます。

乳児・小さい子向けおはなし会用にセレクト。
何とも愛らしい子猫の絵がたまりません。
題名も、このかわいい鳴き声を想起させますね。
お母さん猫が鳴き、子猫たちが現れる趣向です。
おやおや、いろいろなところから。
かくれんぼ？
いないいないばあ？
そうそう、子猫なら、このシチュエーション、納得です。
お母さんのところに集まっての、お母さんの声かけも素敵です。
なんて嬉しい光景でしょうか。
もちろん、お子さんにもかけてあげてほしいです。

こどものとも０１２が好きなのと広野さんの作品に注目しているのでこの絵本を選びました。とても愛らしい子猫の瞳の描き方が良かったです。兄弟でも個性が違って色々好みの場所があるのが心に残りました。御母さん猫がどの子にも平等に接している所が素晴らしいと思いました。毛並みの一本一本まで丁寧に描かれているのはさすが広野さんだなと思いました。温かい気持ちになれる絵本でした。

とっても可愛いこねこのかくれんぼ。

おかあさんねこが「にゃあお」となくと、
いろんなところから、顔を出すこねこたち。

隠れていそうで、ちょっと覗かせている耳。手。しっぽ。
あかちゃんでもわかるように、（ここ、隠れているよ〜）と、
絵で教えてくれているので、見つけたときの喜びがありますよね。

写実的な絵がとても安心感を与えてくれます。
こういう絵の方が、あかちゃんにはいいと思います。

最後に、沢山のこねこたちが全員集合。
こんなにいたの？と、ちょっとビックリでした。