島に一人で住む鬼が友達欲しさに人間達がいる近くまで
一生懸命島を引っ張ってやってきます
しかし人間達はこわさのあまり
嘘をつき、冷たくどうにかして鬼を追い出そうと躍起になります
純粋で素直な鬼は行き場をなくし
海の中を沖へ沖へとさまよいます
あまりにも切なく寂しいお話なのですが
冷たい人間達を目の当たりにして
息子は
「ひどい!一緒に遊んであげればいいのに」と憤りました。
楽しいばかりの絵本が多い中
このような後味の悪さゆえに
大人も子供もしんみり考えさせられる絵本は貴重です。
自分だったらどうしてあげるだろうか?と
いやでも考えさせられるステキな一冊です
そんな時、優しく成長している子供に感動したりしました