巣作り名人のくものニイドのおはなしです。ニイドの作る巣はどんなものでも捕まえます。トンボだってカブトムシだって、ジェット機だって空飛ぶ円盤だって! だけど、たった一つ捕まえられないものがありました。
『ごきげんなすてご』のいとうひろしさんの絵本です。楽しい発想に娘も息子も大喜び。特にニイドが作った最強のくもの巣(かぜぶくろ)には「すごーい!」と感嘆の声を上げてました。それにしても、かぜぶくろと共に空に消えていったニイドはどうなったのでしょう? 最後まで消息がつかめないニイドに、子どもたち、「死んじゃったの?」と心配そうな顔をしていました。ニイドの名前がだじゃれだった?と終盤気づくのですが、ニイドの行方がどうにも気になって腹の底から笑えませんでした。