小学校の5年生に読み聞かせしました。 賢治の同名の絵本は沢山出版されています。文章はまったく同じ”雪わたり”ですが、描かれた絵によって印象がずいぶん違います。子どもたちにもそれを感じてもらいたくて、作絵の異なる5冊を持参。同じ情景のページを開いて見比べてもらいました。小狐の紺三郎が四郎とかん子の前に現れたシーン、 幻燈会が終わって帰る四郎とかん子を迎えにきた兄さんたちのシーン・・・・方緒良さんの絵はどのページからも爽やかな風が吹いてくるような! 「絵が違うとお話も違うように思いました。」と感想をもらいました。