黒いねこのお母さんと黒い子どもたち。
その中に一匹だけ白いねこのしろちゃん。
しろちゃんはみんなと同じようになりたいと思い
体を汚したり家を出ようとしますが…。
しろちゃんの揺れる気持ちと、
そのあとに待っていラスト。
何度読んでも優しい気持ちになれます。
最後のお父さんの横に並んだしろちゃんの
誇らしげな顔が印象的ですね。
子どもの頃「こねこのしろちゃん」という本で
このお話を知っていました。
本が擦り切れるほど好きだったお話です。
その本も素敵でしたが、
そちらは絶版になってしまったので、
違う作家さんによって新しいテイストで
お話が蘇ったことが非常に嬉しかったです。
これは子どもに伝えていきたいお話です。