グリム童話の文庫本の第2集を読み始めて、今回はかなり厳しさを感じました。
『赤ずきん』、『白雪姫』…、と読み知った話を読んで行って、初めての童話が続き始めたところで、何度か息切れ。
理不尽さ、邪悪さ、様々な罠が童話にあって、心地よい落ち着きどころを見つけられない脈絡のなさをもった童話の多いこと。
童話を読んでいて、膨らんできたイメージが裏切られることが多くて、多少疲れをかんじた作品もありました。
逆に、読み親しんでいるグリム童話が、選りすぐられてきたことが実感できました。
グリム童話は子どものためだけの童話でないことを再確認しました。
グリム童話の罠は、魔力でもあるかもしれません。
少々疲れましたが、なんとなく、手元に置いておきたい文庫版。
大人向けにも子供向けにも読めます。