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ちびくろサンボ」 ヒラP21さんの声

ちびくろサンボ 作:ヘレン・バンナーマン
絵:フランク・ドビアス
出版社:径書房
税込価格:\880
発行日:2008年06月
ISBN:9784770501998
評価スコア 4.38
評価ランキング 14,066
みんなの声 総数 12
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  • ちびくろサンボに思うこと

    かつて、この本が図書館から締め出された「悪書」扱いされた事を知っている大人はどれだけいるでしょう。何でも「サンボ」という言葉が黒人を蔑視した差別用語だという理由からでした。
    カルピスのシンボルマークの「クロンボさん」も、同様にすがたをけしました。(「クロンボ」も差別用語らしいです)

    「ピノキオ」が、肢体障害者を揶揄した作品だと、姿を消した時代もありました。

    絵本本来の純粋さを的確に鑑賞してこそ、真のノーマライゼーション打と思うのですが、どうしても感慨深く手にしてしまいました。

    さて、お話は、オレが1番だと違いの尻尾をくわえて走り回るトラがバターになってしまうという、なんとも単純で滑稽なお話です。
    世間には、バターにはならなくても、こんな滑稽な大人たちははいるように思えます。
    こういう人たちは、バターではなくて、バカーになって、消滅するのでしょう。

    私はこの本から、さりげない風刺性を感じます。

    投稿日:2024/01/27

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