デイビッド・マクフェイルさんの『もぐらのバイオリン』という絵本が大好きで、他の作品も読んでみたくなり、図書館で借りてきました。
男の子はある決意を抱いて手紙を書き、町へと出かけていきます。
爆弾を投下する戦闘機、建物を爆撃する戦車、戦闘服を着た兵士たち。
そして男の子が発したのは『やめて』の一言でした。
私は戦争体験者でありませんので、想像でしかなく、説得力もないと思うのですが…
誰かを傷つけたから加害者、傷つけられたから被害者。
そんな単純なことでなく、戦争ではみんなが被害者であり加害者であるのではないでしょうか。
男の子が言えた言葉を、私たち大人は言えるのか…深く考えさせられるお話でした。