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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

ふき」 ユーちゃんさんの声

ふき 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1998年11月
ISBN:9784265034536
評価スコア 4.64
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みんなの声 総数 13
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  • 幼い娘の揺ぎない決心と勇気に感動

    • ユーちゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、女の子5歳

    主人公ふきのとうちゃんは、きこりの名人。
    かあちゃんは病気でなくなり、「娘のふきには、りっぱなよめいりをさせてくろ」という遺言を残しました。その遺言を胸に必死になって稼ぎ始めるとうちゃん。とうちゃんが仕事をしている間は、ふきは、だいば山の大男・大太郎と一緒に遊んで時間を過ごしていました。

    あるとき、でんでろ山の青おにがやってきて、とうちゃんは殺されてしまいました。そして、ふきは、自らの命を犠牲にして、とうちゃんのかたきを討ち、青おにとなだれの中に消えていきました。残された大太郎は、ただただ泣き崩れるばかり。
    春になり、ふきのとうの芽をみるたびに、大太郎は、ふきを想い、おおつぶの涙を流すのでした。大太郎がなく時の「おろろんおろろん」という擬声語が涙を誘い、心に残る音です。

    春の訪れを悲しむ者の心を描いた絵本に、今まで出会ったことがありませんでした。大太郎にとって、ふきはかけがえのない存在だったことでしょう。

    印象的だった場面は、同じ作者の絵本「火の鳥」に出てくる少女と共通する場面ですが、娘がかんざしを手にして、敵に立ち向かう姿がなんとも勇ましく、心を打たれました。

    すぎの木が倒れるときの様子、なだれの様子などの細かい描写はすばらしく、読み手のイメージ力を刺激してくれます。何度読んでも、切なく、心に染み入る作品です。

    投稿日:2015/03/17

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