あぁ愛しのふくろうくん!「がまくんとかえるくん」シリーズ愛読者の方も、そうでない方も、必読! 絵が少ないけれど、2歳の我が家の娘でも大のお気に入りです。
ひとり暮らしのふくろうくんは、正直で、やさしくて、寂しがりやで、お人よし。いろんな事件が起きます。感受性豊かなふくろうくんですから、どんなことも事件になってしまうのです。外を吹き荒れる北風に、どこまでもついてくるお月さまに、抱く友情。なみだでお茶がわかせるかしら、1階と2階をどっちも一度に見られるかしら、と思ってみる好奇心。布団の下に隠れているこのモンスターは一体なに?!とこわがる想像力。どれもこれも、小さな子どもなら誰にも覚えのある気持ち。子どもたちはもちろん、ふくろうくんにシンパシィを感じるはずです。
もっともっと読みたいなぁ。続編はないのかしら…。