前作の「かばくん」同様、我がものを行くかば君のペースで、お話が進められて行きます。
今までにみたことなないくらい 大きな雲が出て来た時も、動物園が洪水に見舞われた時も、他の動物を救出する時も、かば君のゆったりしたペースでお話が進められるので、なんだか安心してしまいます。最後に、大仕事を終えたかば君が、晴れた動物園の檻に戻って、「おやすみなさい」というシーンは、淡々としたお話を締めくくるには、もってこいですね。おまけに、おやすみ前に読み聞かせる時には、このまま、かば君と一緒に「おやすみなさーい」と電気を消してしまいます。