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いろんなきもち おこるってなあに?

いろんなきもち おこるってなあに?(Gakken)

SNSで話題!発売前重版! イライラとの上手な付き合いかたを、親子で学ぶ絵本です

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ぼくとくまさん」 ムースさんの声

ぼくとくまさん 作・絵:ユリ・シュルヴィッツ
訳:さくま ゆみこ
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2005年05月
ISBN:9784751522769
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,696
みんなの声 総数 11
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  • 眠りに誘うやさしいファンタジー

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子12歳、女の子6歳

     ファンタジーから夜の眠りに誘う、穏やかな作品です。原書タイトルは『The Moon in My Room』で「月」がメインなのですが、「くま」でも「月」でも安らかに眠りに誘うはたらきに変わりはありませんでした。
     小さな男の子がお部屋にひとり。部屋の中には、なんでもあります。「じぶんだけの おひさまも、じぶんだけの おつきさまも、じぶんだけの おほしさまも、きや はなが そだつ おにわも、やまや たにも、 それに、ともだちも たくさん います。」――さらりと、でも構成は熟考されて描かれた繊細なラインが、ページごとに吹き抜ける風と射す光を伝えてくれるかのようです。友だちの中には大切なくまさんがいるのですが、くまさんの姿が見えません。くまさんは、どこに行ったのでしょう。
     絵本に使用される色は、赤、緑、黒の3色のみ。でも、余白が生かされ着色がほんのり薄めなので、ふんわりやさしいベールにおおわれる印象を受けます。自然のめぐりとともに時間が過ぎた、幼い日の追憶がよみがりそうな画風です。
     ひとつ気づいたことは、月にかけられた「はしご」の光景。エリック・カールの『パパ、お月さまとって!』(原書『Papa, Please Get the Moon for Me』1991年)と同じなのです。シュルヴィッツの初版が1963年なので、ここからインスピレーションを得たのかもしれないと一瞬どきっとしました。
     娘は、作中の山や谷にがまくんとかえるくんが住んでいると言っていました。こういうつぶやき、あとどのくらい続くのでしょう。考えると、淋しくなったりします。彼女は原書ですでに読んだそうで、読む前にくまさんの居場所をこっそり教えてくれました。

    投稿日:2006/03/18

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