中学生にも読ませたい「絵本」というくくりで
図書館から借りてきた。
帰宅後ひらいて驚いた。
これは「絵本」かなぁ・・。
絵はそう多くはなく、文章のボリュームがすごい。
そしてそのお話は・・・温かかった・・。
両親を亡くした女の子と、そのおじいちゃん(ピアノ調律師)の物語なんだけれど
安全な道を行ってほしい親と、大好きなことが見つかった子といった構造のお話になっている。
この物語の一番の肝は、おじいちゃんの友人のピアニストの
「人生で自分の好きなことを仕事にできる以上に幸せなことがあるかい?」というセリフに込められている。
とにかく翻訳がとても良い。
そして、登場人物が全員温かい。
迷走中の中3の娘も、何か感じてくれただろうか・・。
ずっと手元に置いて、何度も読み返したい、
珠玉の一冊です。