けろくんはかえる園で郵便箱を作りました。それを庭かけたところ差出人不明の手紙が「あいうえお」からはじまり次の日は「かきくけこ」というように毎日郵便受けに入っています。けろくんは届くたびに誰から(お友達や先生)の手紙が推理して返事の手紙を書くのです。そしてけろくんにみんなからの返事がまとめて届いた時、弟のころたんが「ぼく毎日お手紙書いてたのに誰からも返事がこな〜い」と泣きます。そこでけろくんは差出人が分かるのです。そして素敵な返事を弟に書きます。
はじめ「あいうえお」のお勉強の本だからちょっと・・と思った私ですが、きちんと物語として素敵なお話になっていて、少し長いですが、子供たちも大好きな一冊です。
登場人物もみんな個性的だし絵も細部まで凝っていて、子供を飽きさせない本だと思います。