「うんち」。子供ってこういうのが好きだろうと思って、手に取った絵本です。お話は、思っていたのとぜんぜん違う、とても良い絵本でした。
この世に存在するものは何かの役に立つことができる、というメッセージが込められているように感じました。
こいぬのうんちは「ぼくはきたないうんち。なんのやくにもたたないんだ。」とさびしくつぶやきます。その後、たんぽぽに出会って、自分もきれいな花を咲かせるお手伝いが出来るということを知ります。
うちの幼稚園年少の娘が「こいぬのうんちは、たんぽぽの命になったんだね」と言いました。そんな考えを口にした娘に驚き、この本はとても大事なことを私たちにそっと教えてくれているんだ・・と思えました。