鬼は昔から、こわいものとおもっている人が多い。でもこのおにろくは、なぜか憎めないのは、私だけかな?
大工は川に橋を架けて欲しいと頼まれた。じぃっと ながれる みずを 見つめていた
。
すると ぶく ぶく ぶくとおおきな鬼が現れた。
鬼は、大工にかわり 橋をかけてくれた。
鬼は 大工に「さあ、めだまぁ よこせっ」と いった。
このお人よしの鬼は、「そんなら、おれの なまえを あてれば 許してやっても ええぞ」と約束してしまう。
大工は鬼の名前を森の中で聞いた。
そして約束どうり 「おにろく!」とどなった。
鬼は、「聞いたな!」とくやしそうに いうなり ぽかっと きえて なくなってしまった。
なんと心優しい。おひとよしな 鬼だろう こんなお人好しな 人間もいるような気がする。
赤羽末吉さんの絵は、迫力満点。色使いも良いし
なんといっても
子ども達は「おにろく!」と大きな声でさけび このえほんが 好きですね。