連載

年齢別おすすめ絵本<2歳>

絵本ナビ編集部

2016/01/04

2歳の子を笑わせたい! <ユーモア絵本のすすめ>

2歳の子を笑わせたい! <ユーモア絵本のすすめ>

お話をするようになって、可愛い盛りの2歳の子。
絵本だって、色々なタイプのものを楽しめる様になります。
好きなものがたくさん載っている絵本もいいけれど、せっかくなら絵本を読んで笑わせてみたい!
読んであげる方だって、少しずつ欲が出てきちゃいますよね。
2歳の子は、どんなユーモアに反応するのでしょう?
色々ためしてみてくださいね。
● どっぼーん のときは大爆笑(みんなの声より)

ぞうくんのさんぽ ぞうくんのさんぽ」 作・絵:なかの ひろたか
レタリング:なかの まさたか
出版社:福音館書店

今日はいい天気、ぞうくんは散歩に出かけました。最初に出会ったのは、かばくん。
ぞうくんがかばくんに「いっしょに いこう」と誘うと、かばくんは「せなかに のせてくれるならね」。そこでぞうくんはかばくんを自分の背中に乗せて、いっしょに散歩に行くことにします。次に出会ったのは、わにくん。ぞうくんがわにくんに「いっしょに いこう」と誘うと、わにくんは「それじゃあ ぼくも のせてよ」ということで、わにくんはかばくんの上に乗りました。最後に出会ったのはかめくん。かめくんも同じようにわにくんの上に乗り、みんなでいっしょにお散歩です。でも、ぞうくんは「うん うん、おもいぞ」とつぶやきながら、足取りがちょっと危なげです……。

気のよさそうなぞうくんが、みんなを背中に乗せて散歩に行く光景が愉快です。友達を散歩に誘う会話はほのぼのとしたテンポで進み、その間合いは何ともユーモラス。
デフォルメされた動物たちはやさしげな色合いに塗られ、丸みを帯びたからだが質量感を与えます。そして、ゆっくりと時間が流れた直後に起こる、突然のできごと。この緩急の変化が子供にはたまりません。水遊びの季節には、おなじみの一冊となるでしょう。

わぁーのときはみんなも一緒

1歳半〜2歳以上の子どもにおススメ!

この絵本をはじめてみた2歳半の女の子が私に言いました。
「ぞうくんはちからもちだね」

わに君が乗ったときも、かめ君が乗ったときも

でもだんだんとゾウ君の顔色が変わるとともに、子どもたちの表情もよどんできて……

「わぁぁぁ」はみんな一緒

どっぼーん のときは大爆笑

クラス中が笑いで一色になります

(*MARI*さん 20代・せんせい )
● 笑うのはいいことなのでどんどんこちょこちょしましょう(笑)。(みんなの声より)

こちょこちょ ももんちゃん こちょこちょ ももんちゃん」 作:とよた かずひこ 出版社:童心社

 「どんどこ どんどこ」のリズムにのって颯爽と登場した「スーパーあかちゃん」、ももんちゃん。
 その後も、お相撲をとったり、かくれんぼしたり、大泣きしたり。でんしゃごっこをしたり、どろんこ遊びをしたり、お風呂に入ったり。いろいろな表情を見せてきてくれました。子どもたちはくり返し読んでほしいと言いますが、ママ達は何度だって楽しく読んであげられる、それが「ももんちゃん あそぼう」シリーズなのです。ももんちゃんの動きと言葉のリズムが、声に出して読むペースにぴたっと合うのです。人気の秘密には理由があるのですね。是非体験してみてください。
 そして、「ももんちゃんファン」を喜ばせてくれるエキスがぎゅっとつまっているのが、シリーズ12冊目となる『こちょこちょ ももんちゃん』。今度のももんちゃんは「とっとこ とっとこ」つき進んでいきます。出会ったこぐまさんに・・・?きんぎょさんに・・・?りりしい顔、とろけそうに幸せな顔。どちらの表情もたまりません!読んだ後はもちろん、ね。

こちょこちょ大好き!

みんなをこちょこちょするももんちゃん。
サボテンさんをこちょこちょしないのは…まあ分かりますけども。
うちの子どもたちもこちょこちょが大好きです!
いっしょにこちょこちょをしてあげました。やっぱり反応が良いですね。
笑うのはいいことなのでどんどんこちょこちょしましょう(笑)。親子のコミュニケーションにも。
ラストはももんちゃんが…。

(みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
● 色とりどりのバスに乗り降りする、あんなモノや、こんなモノ…

いろいろバス いろいろバス」 作:tupera tupera 出版社:大日本図書

「うわあ、きれい!!」「すごい!」
絵本をめくって2ページ目、思わず叫んでしまったのはこの言葉。
だって、赤いバスから降りてきたのは、ごろごろ大きな真っ赤なトマト。
驚いている間もなく、今度乗車するのはやっぱり赤い、にゅるりとタコ。
そのビジュアルのインパクトはすごいのです。
ユーモラスなのに、なんだかすごくおしゃれ。惹きつけられます。

「いろいろバス」っていうし、表紙のバスもすごくカッコイイから、
てっきり乗り物好きの子のためのマニアックな内容(それも好きだけど)かと思ったら、
びっくりの連続!
黄色のバスから降りてきたものはふんわり美味しそうな“あれ”…!?
緑のバスから降りてきたのは伝説の“あの方”で、乗っていったのはゆっさり大きな緑の…。
黒いバスからは想像をはるかに超えたスケールの大きさの彼、乗っていったのは想像もつかないもので…。
ページをめくるたびに意表をつかれすぎて、笑わずにはいられません。

やがてたくさんの乗客を乗せたバスが帰ってきて、間もなく終点!
赤、黄色、緑、黒、ピンク、白、茶色のバスから一斉に降りてくる場面は圧巻です。
気になっていた運転手さんも姿を見せてくれますよ。

何回も何回も読んでいます。

tupera tuperaさんの作品が好きで本屋さんで手に取りました。

バスの話かぁ...娘は興味持つかな?
と思いページをめくると、
わぁ!娘の大好きなトマトが降りてきた♪
次はタコが乗ってきた♪
絶対娘の喜ぶ顔が見れると思い購入しました。

家に帰って一度読んだら、
次からは何回も何回も自分で持ってきて「読んで!」というようになり、お気に入りの絵本になりました。

バスの色にちなんだものたちが、降りたり乗ったり
ほっこりしたりびっくりしたり、とても楽しいです。
例えば同じ赤だけど、絵によっていろんな赤が使われていて
色使いもとても美しいです。

しゅうてんで全部のバスからいろんなものが降りてくるページは
とても細かいのにひとつひとつ丁寧に描かれていて
開いた瞬間、とても感動します。
娘も何が降りてきたのか探すのが大好きです。
楽しみながら色も覚えられそうです。

最後のページにもなるほどー!と感心させられました。

まだ乗り物に興味がないお子さんでも
この本を読んだらバスが好きになると思います。

(さわみっこさん 30代・ママ 女の子1歳)
● 笑えます!!!(みんなの声より)

わにわにのおふろ わにわにのおふろ」 文:小風 さち
絵:山口 マオ
出版社:福音館書店

ワニのわにわにはおふろが大好き。ちゃんとお湯につかり、おもちゃで遊び、せっけんのあぶくをとばし、シャワーをマイクに歌までうたうのです! 木版画のわにわにが迫力満点!

笑えます!!!

私たち親子は笑える本が大〜い好き
わにわに、久しぶりに笑いました〜
わにわに、リアルなワニなのに、お風呂のお湯ためたり
おもちゃ浮かべて「よし よし よし」とか言ったり、
おもちゃでたっぷり遊んだ後は、泡で遊び、歌を歌い「オーイェー」
そしてゆっくり湯船であったまり、ごろごろタオルでからだをふく。
どの行動もたまらなくかわいい。
なんで、強面なのにかわいいの!?
あまり使わない擬態語・擬声語も面白さを演出!
無邪気なわにわににはまりました。

(ぽめらにーさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子3歳)

● 「ピンポーン!」「はーい、どちらさまですか」繰り返すだけで楽しい!

ピンポーン ピンポーン」 文:中川 ひろたか
絵:荒井 良二
出版社:偕成社

「ピンポーン」はーい、どちらさまですか。宅配便の人が荷物を持って来ましたよ。
 玄関に写ったシルエット。誰でしょう?大きな包みのお届け物。何でしょう?
この繰り返しに小さな子供も大喜び。毎日の生活の中からのお話なのですぐに入り込めます。
やっぱりお客さんが来るとうれしいのかな。そのお客さんが何やら楽しそうな包みを持っているしね。
荒井良二さんの描く動物達も魅力的、カラフルで楽しいつくりと小さめのサイズの絵本が2〜3歳の子が小わきに抱えて持ち歩くのにぴったりの絵本です。
同じシリーズの「ぼうし」も面白いよ。

笑い転げています

中川ひろたかさんの絵本は娘が好きになることが多いのでこれも買ってみました。
結果、やはり大好きになりました!

動物たちが「ピンポーン」とお届けものを持ってくるという単純なストーリーなのですが、単純なことの繰り返しだからこそ子どものつぼにはまるようで、「ピンポーン」とページをめくるたびに「きゃはは」と笑い転げます。そんな娘を見ているとこちらもおかしくなって笑ってしまうから不思議。親子で笑い転げながら読んでいます。

(りおらんらんさん 30代・ママ 女の子2歳)
響きや動きで笑ったり、思わぬ展開に笑っちゃったり。
スキンシップで笑わせるっていう荒ワザもありますね(笑)。
子どもたちの笑い声を大いに楽しんでください!


絵本ナビ編集部

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