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父親を亡くし、笑えなくなった女の子ジェーンが、近所の人や母親とのふれあいを通じて、父親の死を受け入れ、感情を整理し、再び笑顔を取り戻す物語です。 愛する人の死を受け入れるために、思い出を振り返ったり、手紙を書いたりと、具体的に行動する姿が描かれています。愛する親を失い、悲嘆と混乱の中にある子どもが、感情を整理し、死を乗り越えるための手助けとなる本です。 親の死別に対処するための詳細なアドバイス付き。

子どものトラウマ治療のための絵本シリーズの1冊です。
子どもの心の傷に対して、親がどのようにアプローチすれば良いかという、ケーススタディのような絵本です。
きめ細かい解説が添えられているので、絵本の事例にとどまらない、親のあり方、大人のあり方についてサジェスチョンしてくれる心理教材のように思えました。
絵本は、父親の死によって心の傷を負ったジェーンが、どうしたらそれを乗り越えることができるかという、心理治療のケースについて語られています。
事実は変えられないけれど、心の持ちようは浄化ということで、補強されていくのでしょう。
解説は「養育者の方々へ」とタイトルづけされていました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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