
【あらすじ】
この絵本は、新しく買ってもらった赤い長靴を履いて、雨の中をお出かけするまなちゃんという女の子のお話です。
雨の日、まなちゃんは楽しみにしていた赤い長靴を履いて外へ飛び出します。
水たまりに入ったり、雨の中を歌いながら歩いたり、普段とは違う雨の日の世界を楽しみます。
そして、雨の中を歩いていると、同じ赤い長靴を履いた女の子に出会います。
すぐに二人は友達になり、一緒に水たまりで遊んで楽しい時間を過ごします。
この絵本は、雨の日が待ち遠しかった子どもの頃の気持ちを思い出し、心が晴れやかになるお話です。
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【感想】
この絵本は、娘が図書館で自分で手に取った作品でした。
娘に「この絵本を読みたい?」と聞くと、すぐに「うん!」と力強く答えていました。
私も、赤い長靴を履いて雨の中を楽しそうに歩くまなちゃんが描かれている表紙がとても印象的で、一目で素敵だなと感じました。
ページをめくってみると、温かみのあるタッチのイラストとまなちゃんのこぼれ落ちそうな満面の笑みが、私の表情を笑顔にさせてくれました。
お気に入りのものを身に着ける楽しみや、気の持ちようを変えるだけで、日常をもっとワクワクと過ごすことができるんだなと感じました。
特別なことなんてしなくても、私の心の中にある好奇心の芽を育てて、素直に感じることで、ただただ楽しくて、幸せだなぁ…!とまなちゃんを見て、私はそう感じました。
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【レビュー】
赤い長靴をはくのを楽しみにしていた、まなちゃんのウキウキしている表情がとても印象的な作品です。
2歳の娘も、この絵本を読んでからお店で長靴を見つけると、「あめ!」と言って興味津々の様子です。
シンプルかつ心温まるストーリーで読みやすく、雨の日のお話を親子でするきっかけにもとても良い作品だと感じました。
つがねちかこさんの繊細でかわいらしい絵が魅力的な、雨の季節にぴったりの絵本です。
(tomoniさん 30代・ママ 女の子2歳)
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