フランスの作曲家、シャルル・ケクラン Charles Koechlin(1867-1950)のやさしくて洒脱なピアノ作品集。マスネやフォーレに作曲を学んだケクランは、教師としても、管弦楽法や対位法の優れた著作を執筆、弟子にプーランク、タイユフェールらがいる。透明な気品を漂わせる美しく幻想的な響きが特徴。詩的なタイトルがつけられた《10のやさしい小品》Op. 61c、長い期間をかけて作曲された《12のエスキス》 第1集 Op. 41-1、息子が口ずさんだメロディを取り入れた《5つのソナチネ》第1番 Op. 59-1の3つの作品を収録。ピアニスト・指揮者として活躍する内藤晃による演奏のアドバイスや楽曲解説も掲載。
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