6才の少年ラーシュ・エリックは、おかあさんとふたり暮らし。体が弱く、昼間おかあさんが働きに出ている間は、ひとりぼっちでベッドの中で過ごします。ある日、壁紙の花模様をじっと見ていると、とつぜん壁に割れ目ができ、中からロサリンドという不思議な女の子が現れて・・・。 出会いと別れ、そして新たな出会いの物語。 。北欧で読みつがれてきたエルサ・ベスコフの知られざる名作読み物です。
本屋さんに面だしで置いてあり、手に取りました。
ベスコフさんのおはなしに植垣歩子さんの絵。北欧で読みつがれてきた名作を菱木晃子さんが訳され、3年前に出版されていたんですね。
植垣さんの絵がおはなしにぴったりで、美しい世界で深呼吸しました。
自然の生命力、その中で生きる力を取り戻して幸せになっていく少年と女の子のストーリー。
朝、ベランダで味わった心地良い時間の続きのようなおはなしに穏やかな気持ちになれました。 (わさんぼんさん 60代・その他の方 )
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