私立リベルタス学園中等部の図書委員には、もうひとつの顔がある。トラブル、ミステリ、なんでもお任せ。名著の知識と名推理、「相談室」へようこそ! 今回の相談室は、なんだか甘酸っぱい恋の気配が……?
『図書室の奥は秘密の相談室』、『図書室の奥はあやしい相談室』に続く、シリーズ第3弾!
「読書するポメラニアン」こと、はづき先輩が委員長になった新生図書委員に、今年も個性的な新入生が加わります。不思議な力を持ち、人のオーラや未来を見通すことのできるミコ。そして、まじめでやさしい今作の主人公、レン。中等部を卒業した面々や、前作で入学した先輩たちも登場して、相談室はやっぱりにぎやか! 今年、そんな彼らが遭遇する謎は──?
夏合宿で相談室の面々が出会った、ひとりの女性。そのうしろで寝ている男性を見たミコは、生き物から出ているはずのオーラが彼からはまるで感じられないという。それってまさか !?──『夏と花火と私の死体』
ネットで出会った友人に、拾うと幸運になれるという不思議な石「ハッピージュエル」を届けたいという少女。相談を受けた図書委員は、ネット上から姿を消したどこの誰かもわからないその友人を探すのだが、ハッピージュエルには中学生の手に余る秘密が隠されていて──『赤毛組合』
ミコとレンが入学した四月からはじまり、翌年三月までの一年を描いた短編12篇を収録。
みどころはやはり、各エピソードに登場する数々の名著! 京極夏彦著のホラー絵本『いるのいないの』や、ジブリ映画原作『魔法使いハウルと火の悪魔』、大人気児童書『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』も。図書委員たちの謎と青春に寄り添って引用される本のタイトルに、読書欲求がメラメラ燃えてきます……!
そして通例、今作にも一年を通じて隠されてきた、おどろくべき謎が存在しています。最後のエピソードを読めば、初めから読み直したくなることまちがいなしです。
(堀井拓馬 小説家)
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リベルタス学園中等部図書委員がさまざまな相談事を解決していく連作短編の第3弾! 新たに1年生ふたりが加入。人のオーラや未来が見え、家は新興宗教の教会という理由でいじめられてきたミコと、そのミコと小学時代同じクラスで、ミコのことが気になっているレン。でもミコは、はづきのことが気になっているようで…一方通行の図書委員の恋の行方は?
【本書の特徴】
●1話5分で読めるから、朝読にぴったり!
●「本」が鍵となる12か月のショートストーリー。
●たくさんの名著が作中に登場!「名著読書案内付き」
【目次】
四月 『三四郎』/五月 『魔女ジェニファとわたし』/六月 『クラバート』/七月 『にんじん』/八月 『夏と花火と私の死体』/九月 『妖魔の森の家』/十月 『ごん狐』/十一月 『いるのいないの』/十二月 『クリスマス・キャロル』/一月 『赤毛組合』/二月 『超能力番組を10倍楽しむ本』/三月 『それから』
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