世界の理不尽を前にただ一人立つ人へ。「名著」にして「最先端」――不滅の文化論、再臨。(新章及び書き下ろしあとがきを追加収録)
「ゴシック」とは何か? それは生き方である。自己の必然に基づいた命懸けの好みである。そして永遠のレジスタンスである。強者が富み続け、優位者が一方的に決めた規範に支配される現実の不条理を憎み抵抗するとき、その扉は開く。小説、漫画、映画、アニメ、絵画、人形、信仰、哲学、歴史――現代日本的ゴシック文化論を切り拓いた一冊に、新章&書き下ろしあとがきを加えた増補新版。
目次
1ゴシックの精神
2 人外(にんがい)
3 怪奇と恐怖
4 様式美
5 残酷
6 身体
7 猟奇
8 異形
9 両性具有
10 人形
11 廃墟と終末
12 幻想
2 日本幻想文学の自覚
13 差別の美的な配備
エピローグ ゴシックな記憶
単行本版あとがき
立東舎文庫版あとがき
ちくま文庫版あとがき
参照・参考文献一覧
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