
ある満月の夜、山奥の森で、ふくろうじんちゃのそばに、森の小さな生き物たちがやって来る…。読後、穏やかな感情に包まれる珠玉の絵本。2024年2月8日付『福島民報』に、著者インタビューが掲載されました。2024年3月19日付『朝日新聞』に、「こどもに、一生のたからものを。本を贈ろう。」キャンペーンの一冊として、本書も紹介されました。

死ぬ前のひとときを、月を見上げながら他の動物と交流するふくろうのお話でした。
月はなにも語らなくても存在感を発揮していて、動物たちのそばに常にいました。
現代の世の中は夜でも光があふれていて、私は月を見上げないまま過ごしても何の不自由もありません。
けれど、この絵本を読むとそれがもったいないように感じてきます。
今夜くらいは月を見上げようかな。
そんな気持ちにさせてくれる絵本でした。
(めむたんさん 40代・ママ 男の子22歳)
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