キツネのニコには、友達がいっぱい。アライグマ、イタチ、タヌキ、リス。いつも元気に森や池で皆で遊んでいました。
しかし冬のあるあさ、話しかけても、体をゆすっても、皆がまったく動かない…冬眠してしまったのです。ニコは自分がひとりぼっちになったことに気が付きました。森の中を歩き回ってくまなく探しても、動くものは見当たりません。高い木の上にも、洞穴の中にも。これから雪が深くなる季節だというのに…
「でも大丈夫さ」
ニコにはアイディアがありました。雪でキツネを作ったのです。
「まだ何か足りない」と言ったニコに、聞こえてきた声の主とは?
「ひとりになることを、こわがらなくていい」
「ともだちは、やっぱりすばらしい」
――新しい友情が生まれる瞬間を心に残る切り取り方で見せながら、子どもに様々なメッセージが伝わる本。
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