北海道の蝶116種の生活史と「蝶屋」の12か月の蝶中心の生活を絵本風のイラストと500枚を超える生態写真で紹介した図鑑。「蝶の生活史」と「蝶好きの12か月」の2部構成です。
1.蝶の生活史
@エゾシロチョウなど北海道土着種(生活史の全部を北海道で完結する種類)とヒメアカタテハなど毎年見られる移動種の116種を収録しました。
Aイラストを使い,成虫の行動や環境,幼虫の食草・食樹や産卵行動,卵〜蛹までの各ステージ(生活史)を紹介しました。
Bそれぞれの種の同定(種類を確定すること)のために,オスメス,春型夏型を含めた標本写真を示しました。大きさについては,翅を広げた標本の横幅(開長)を付記しています。
C天然記念物のウスバキチョウ,カラフトルシジミ,アサヒヒョウモン,ダイセツタカネヒカゲ,ヒメチャマダラセセリについては,北海道大学総合博物館等の協力を得て古い標本を使用しています。
D近年DNA分析などによって2種に分けられるようになったエゾスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ,ヤマウラギンヒョウモンとサトウラギンヒョウモンについては生活史上の差異は今のところ見出されていないのであえて分けることなく説明しました。
E亜種についてはさまざま意見がありますので割愛し,学名は種名の表記にとどめました。
2.蝶好きの12か月
@蝶の観察の様子を1月から12月まで「日記」ならぬ「月記」として月を追って紹介しています。
A種名については最初に出てくるときは標準和名で書きましたが,その後は,エゾヒメシロチョウはエゾヒメシロ,メスアカミドリシジミはメスアカ,カラフトタカネキマダラセセリはカラタカなど,蝶屋(蝶大好き人)仲間でよく使う略称で書かれています。
B絶滅が危惧される希少種の産地についてはあえてその場所が特定されないように配慮しました。
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