私がカワセミを撮るきっかけになったのは一月の冬晴の朝、散歩の途中だった。公園の楡の木にはまだ沢山の実が残っていて、シジュウカラが数羽飛び交っていた。散歩する人もなく静かな公園だった。
突然、足元からカワセミが飛び出し、朝日を浴びながらエメラルドブルーの尾を引いて西のほうに飛んで行った。それは息をのむ瞬間で、その美しさは経験したことのない衝撃的なものだった。しばらくその余韻に浸っていたが、カワセミがこれほど綺麗だったのかと思い知らされ、同時にまた見たいと思うようになった。
以来、その光景が頭から離れず、結果としてカワセミとは長い付き合いになっていった。(本文「カワセミとの出会い」より)
続きを読む