
食事のたびに、なんとなく口にしている「おいしい」という言葉は、食事を作ってくれた人への「ありがとう」の気持ちであり、生産者への感謝を表現する言葉であり、一緒に食べる人との共有・共感の言葉でもあります。
小さいお子さんがいる家庭では、食事中は「好き嫌いなく食べて!」「早く食べて!」と心に余裕がなくなってしまったり、散らかった食卓の片付けに追われたりと、ストレスフルな時間になってしまうことも多いと思いますが、心と時間に余裕がある日は、この絵本を手にとり、「おいしいって幸せだね、楽しいね」と親子で会話してみると、心の豊かさを感じられるかもしれません。
「食育」と言葉にすると難しく感じますが、“「おいしいね」を大切にすること”ととらえると、気軽にチャレンジできそうな気がしてきます。ぜひ、この絵本を通じて、「おいしいね」のパワーを再認識してみてください。
(福田貴子 絵本ナビライター)

うどんやピザ、カップラーメンといった身近な食べ物を通して、「おいしいね」という言葉の力を実感! 「おいしいね」と言えば、笑顔が返ってきて、楽しい気持ちがどんどん広がる――そんな魔法のような瞬間を描いた絵本です。親子で読みながら、食べることの楽しさや、それを作ってくれる人たちへの感謝の気持ち、そして命のつながりが感じられます。心がじんわり温かくなる一冊です。
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