
29年間、小学校教諭として勤務してきた著者が、子どもとの関わりの中で大切にしてきたことを絵本に託して完成させた一冊。
学校であったイヤな出来事に対して「どうして?」と葛藤する娘に、母親が優しく寄り添う姿勢は、子育て世代にとって、とても参考になります。
・しっかりと話を聞いて、共感をする ・相手の考えが深まるような質問を投げかける ・相手が話し終えた後に、母親の意見を伝える
…などなど、頭ではわかっていても、忙しい日常の中では、なかなか実践できるものではありませんよね。この絵本の中には、子どもへの向き合い方が、とても具体的に描かれているので、いざという時に「こうしてみよう!」と、ヒントになりそうな気がします。一度読んでおくと、いつか身を助けることになるかも!?
(福田貴子 絵本ナビライター)

自習の時間に「しずかにして」と言ったら、友だちに「まじめだね」と言われていやな気持ちになった。でも、近所の人にあいさつしたら「まじめだね」と言われてうれしかった。同じ言葉なのに、どうして感じ方がちがうのだろう……そんな娘の問いかけに、母がやさしく答えていく絵本です。正しくあろうとして苦しくなったことのある、すべての大人と子どもに読んでほしい一冊。
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