すべての恋が終わるとしても、この人を好きになってよかったって、いつか思えたら、それは最高の恋だ――。
恋の始まりと終わりを描いた、13編の超短編コミック。
元となった原作の140字小説と、書籍限定書き下ろし作品も収録!
(以下、原作『三月十四日』引用)
「……付き合ってほしい」三月十四日に告白された。バレンタインのお返しかと思ったけどどうやら違うみたい。
数年後には同じ日にプロポーズされた。どうしてもその日に拘こだわりがあるようで気になった。
「なんで三月十四日?」
口下手な貴方は恥ずかしそうに言う。
「円周率……」
「へ?」
「円周率に終わりはないから」
(以下、原作『左利き』引用)
会社の無愛想な先輩となぜか一日出かけることになった。
「……」
会話は弾まなかったけど、妙な居心地の良さがあった。
いつもの違和感がない、というか。「あっ!」気づいた。左利きの私への気遣いが常にあったんだ。
「左利きなのよく知ってましたね」
「……いつも見てるから、お前のこと」それはずるい。
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