ある夏、デイビス家の三人の子どもたちは、叔母さんの所有する孤島ですごすことになった。そして運命の糸に導かれ、黄金の翼竜ファフニエルと出あう。遠大な時の流れを見てきた、偉大な竜が語る、はるか時空を超えた、別の世界、べつの時代の、三つの物語。そして今…。信頼と友情の絆に心うたれる、ファンタジックな冒険物語。
訳が悪いのか原文が悪いのか、文章がヘタクソすぎる。
さらに人物描写がウザいほど緻密なのに、思いや風景が寸足らず。しかもいきなり突然心変わりしていたり、ご都合主義もいいところ。読み手の心は置いて行かれっぱなし。構成もどうかで、小説として成立するのだろうか。
ハリウッドで映画化したら良さげ、など思って読んでいた。
ところがドラゴンが出てからは面白くて一気読みしました。
3つの頭を持つドラゴンは兄妹で、頭ごとにかなり濃厚なキャラの持ち主。
そのひとつひとつが3つの話をしてくれますが、説教くさい兄、ほわんほわんした兄2、高飛車な妹と、海洋冒険譚っぽいストーリーは私の超好み。
プロローグっぽい話だったので続きを読みたい。
最初の印象とは違って、話は面白かった。引き込まれた。 (てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい 女の子14歳)
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