海外からやってきた「かず」を学べる素敵なめくりしかけ絵本の日本語版です。
最初のページは、明るい青空の下、オレンジの屋根に黄色の壁とピンクのドアがかわいいお家が一軒。さて、お家の中には誰がいるのかな?何があるのかな?窓やドアのめくりをめくると、猫が1匹、ランプが一つ、ケーキが一つ。このページでは1の数が学べるんですね。
次のページでは、女の子と男の子がお庭でお花を植えています。
今度は一体なにがかくれているのかな?緑の茂みやお花、ジョウロのめくりをめくると、猫が2匹、羊が2匹、蝶々が2匹。そう、ここは数字の2のページ。
各ページ、海を航海するお船、ジャングル、バスや夜の街などいろいろな場面が用意されていて、1から5までの数字のお勉強ができちゃいます。はっと目をひく美しい色鮮やかなデザイン。小さなたくさんのめくりはなんと80以上もあるのだそう!子どもたちが好奇心のままに次々とめくりをめくる様子が目に浮かびます。めくりに隠されているのは動物やモノ。何が何匹いるのか。めくりの下に描かれている動物やモノをめくって探しだします。どこにあるか記憶をたどりながらさがすところは、カードゲームの神経衰弱みたいでおもしろい!
巻末には、動物のめくりをめくって何匹いるのかその数字あてたり、同じ数の動物たちが、どのページにいたのかあてるクイズがあったりと、1冊でいろいろな遊び方ができます。子どもたちが楽しく学べる絵本を数多く出版している英国でも老舗のオズボーンブック社の絵本なので、子どもが繰り返し使えるように飽きさせない工夫がたくさんあるのも頷けます。
数字を覚え始めたお子さんのギフトにも喜ばれる1冊です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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